月別 アーカイブ

HOME > 深江歯科クリニックBLOG > アーカイブ > 2019年11月

深江歯科クリニックBLOG 2019年11月

総義歯を作れる人材の不足!

歯科医の治療分野は・・当然、口腔内の疾患ですが・・結構、多岐にわたります。
虫歯の治療だけでも、詰めるだけで済む虫歯から、被せるほど大きな虫歯まで・・・
更には、神経を取らないとダメなほど深く大きな虫歯までsign01

神経を取る治療から、その後の処置までを歯内療法と言いますが・・・
この分野も、治療方法によってピンからキリまでsign01

それでも残せない歯は、抜歯インプラントなどの外科処置へ・・・
これもまた術者によって、ピンからキリまでsign01

そしてインプラントを選ばない人への治療は、義歯(入れ歯)・・
歯科の仕事のなかで、最も多くの先生が苦手とする分野で・・・
歯科医と技工士の経験と技術、そしてセンスに大きく左右されます。

もともと、歯という10の力で噛めていた組織の代わりに・・・
の力しか出せない粘膜を使って、十分な力を発揮させようとする道具が義歯で・・
型取りから設計、製作、噛み合わせまでがパーフェクトshineでないと10の力は発揮できません。

相当な手間と技術の集約が必要とされる分野で・・総義歯はその最高峰です。
残念ながら最近では、満足な義歯を作る歯科医が少なくなり・・皆、インプラントへ・・!

原因は簡単です!・・義歯、特に総義歯は難しく、知識と熟練が必要なんですが・・・
健康保険での対価が低い上、総義歯の需要が少なくなり・・歯科医が技術を磨く場がありません。

現状では、安い治療費のため歯科医も技工士も、短時間で簡単に作ろうとします。
未熟な製作者が、時間を掛けなければ・・結果は推して知るべし!です。

もちろんインプラントも未熟な先生がやれば、大きな失敗に繋がる事もありますが・・
高額治療ですから、歯科医は時間や最新機器をたっぷり使って準備flairができます。
その分だけ、失敗は少なくなります!

義歯も同様で、熟練の歯科医と技工士が時間を掛ければ、素晴らしい物ができます。
難症例の義歯では、絶対に長い時間と熟練の技工士が必要なので・・・
患者様とは必ず自費治療の相談をしてから、治療を始めます。

年々、世間の要求が高度化してる以上、歯科でも専門医制度を作る必要がありそうですconfident



                          <博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
一般歯科、口腔外科、
インプラント歯周病、顎関節症、難抜歯(親知らず)、審美、義歯など相談してください。

インプラントや義歯のトラブルもお気軽にどうぞ!

過剰診断に陥る現代医療!

先日、年に1度の学術大会と同窓会が、長崎で開催され・・・
久しぶりに歯科大の同窓生と、会ってbeer話ができました。

そんな中、友人の弟で後輩でもあるYが、話しかけてきて・・・
「先生、今年の夏に甲状腺癌の手術をしましたsweat01」と傷を見せてくれました。

彼は、まだ50歳で・・僕と友人が歯科大生の頃、家に遊びに行くと、まだ中学生でした。
後で調べてみたら、甲状腺癌は40歳から50歳の人に多いそうですが・・
調べてる内に、過剰診断という言葉が目に入りました。


一般的に癌は、早期発見、早期治療が推奨されますが・・
甲状腺癌には、若年性甲状腺癌と言われる癌があって・・・
名称の通り、若い時に発生する甲状腺癌ですが・・最近になって、分かってきた事があります。

10代で発生した甲状腺癌細胞は、20代、30代とupwardright増え続けますが40代で止まりdanger・・・
その後は、全く増えない事が分かってきました。
つまり子供や10代で甲状腺癌が見つかっても、あわててオペする必要はないということです。

実は超音波検査をするようになって、小さな甲状腺癌も見つかるようになったのですが・・・
そのため、子供や若者の甲状腺癌の手術が大幅に増加upしました。
まさに早期治療ができて、本来なら甲状腺癌の死亡率がグッと下がるはずsign01ですが・・・

実際には手術で完治した人は増えてるにもかかわらず・・死亡率は全く下がっていません。
つまり若年性甲状癌に罹ったまま年を取っても、死には至らないという事が分かってきました。
無理に早期手術する必要はないということですsign01

このように、患者にとって本来必要が無い治療へと導く診断を、過剰診断といいます。

過剰診断は、検査機械が進歩した現代社会では、よくある事でcoldsweats02・・・
CTやMRI、PETなどの検査によって、余計な事まで分かってしまう時代になりました。

我々歯科医の分野でも、十分あり得る事なので、肝に銘じたいと思いますconfident


                          <博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
一般歯科、口腔外科、
インプラント歯周病、顎関節症、難抜歯(親知らず)、審美、義歯など相談してください。

インプラントや義歯のトラブルもお気軽にどうぞ!

電子タバコでも発癌性は同じです!

最近1ヶ月で、2人も白板症と思われる患者様が来院しました。
通常、年に1回ぐらいしか診る事がないのに・・・!

白板症というのは、前癌病変といわれる組織変化が口の中に現れた状態で・・・
まだ癌ではありませんが、癌に変化しやすい組織形態が発生してる状況を言います。

口腔粘膜が肥厚して、白く変色しますが・・・
他に何の症状もないので、自分で気が付く人は殆どいません。


白板症の大きな原因は・・慢性的な刺激!特にタバコsmoking!!
来院した白板症の患者様は2人とも男性で・・1人は1日1箱タバコを吸い・・・
もう1人も1箱喫煙者でしたが、最近になって加熱式電子タバコに変えたそうです。

2人には、すぐにタバコを止めるよう警告しましたが・・・
電子タバコを吸ってる患者様は「タバコじゃないから!」と高を括ってました。

実は電子タバコが無害というのは、喫煙者の幻想でしかありません。
電子タバコにはプロピレングリコールという溶液を使うんですが・・・
この物質は、加熱するとプロピレンオキサイドという発癌性物質に変化します。

また加熱した時に出る煙(エアロゾル)は、ニッケル、クロムなどの重金属bombを含み・・
PM2.5PM1も、紙巻タバコの数十倍も多い!
本当に、紙巻タバコより害が少ないのか疑問です?!

ある先生によると、電子タバコのシェアの78%が日本人だそうで・・・
日本は、電子タバコの実験場になってるという事でした。

紙巻だろうが電子タバコだろうが、発癌性impactがあることには変わりありません。
白板症から口腔癌のリスクがある以上、タバコはきっぱり止める事をお勧めします。

口腔癌は、全ての癌の中で患者様を一番精神的に苦しめる癌です。
顔面や舌の切除により、オペ後にQOL(生活の質)downが著しく低下します。

タバコはあらゆる癌や歯周病の原因!・・歯科医としては辞めて欲しいのですが・・・
吸うのは愛煙家の権利で、害は自己責任なので・・強く注意はできませんweep

しかし紙巻の副流煙と電子タバコのエアロゾルは、吸ってる人以上に周りの人の健康をbomb害します。
どうか愛煙家のマナーとして、子供達や妊婦さんの近くでは吸わないで下さい。
副流煙やエアロゾルは、吸ってる本人の煙より遥かに危険ですthink


                          <博多駅から徒歩3分の深江歯科より>
一般歯科、口腔外科、
インプラント歯周病、顎関節症、難抜歯(親知らず)、審美、義歯など相談してください。

インプラントや義歯のトラブルもお気軽にどうぞ!

1

« 2019年10月 | メインページ | アーカイブ | 2019年12月 »

このページのトップへ